山地の湿った場所などに生育する多年草で観賞用に栽培される。名前の由来は、下の花弁が白いのでユキノシタ(雪の舌)に見立てたという説、白い花を雪にたとえて葉がユキノシタ(雪の下)にあることからという説がある。根生葉は3-6cmの腎円形。4-10cmの葉柄がつき、葉の表側には白い斑がはいり、裏側は濃紫色。5-7月に花茎の先に集散花序をだし、2cm程の白色の花を多数をつける。花弁は5個で上部の3個に赤斑が入る。良く似るハルユキノシタとの違いは、ハルユキノシタの花期は春、花弁に赤斑は無く、葉に斑は無く、走出枝を出さないが、ユキノシタの花期は初夏、花弁に赤斑がつき、葉に白い斑がつき、走出枝を出す。
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