山野や林縁などに自生する多年草。属名のaquilegiaは、ラテン語のaquila(鷲)が語源で、花の距が鷲の爪に似ることに由来する。オダマキとは、糸を巻く糸車のことで、花の形が糸車に似ることから名付けられた。根生葉は2回3出複葉、小葉は扇形で2-3裂。5-8月に茎の上部に4cm程の花を下向きにつける。萼片は紅紫色で5個、花弁は淡黄色で5個つき、基部は長く伸びて距になる。花弁は淡黄色で5個。距と萼片が黄色のものはキバナノヤマオダマキ(A. buergeriana var. buergeriana f. flavescens)と呼ばれる。
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