地中海沿岸から中央アジアに100種以上の原種がありオランダをはじめ世界各国で栽培され園芸品種は数千種に及ぶ。国内には江戸時代末期に導入された球根草。チューリップという名前は、1554年に、オーストリア大使A・G・ブズベックが、コンスタンチノーブルでチューリップを見て、通訳に花の名前を尋ねたところターバンと勘違いしテュルバンと答えたことから、この名前がチューリップになったといわれる。春に、5-15cmの花を上向きにつける。花被片は6個。花形は一重、八重、花色は白、赤、桃、橙、紫、黄色などや斑入りのものがある。花壇で利用される。日本では新潟県・富山県・島根県の砂丘海岸で栽培がおこなわれている。富山県・新潟県の県花。
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